お寺の紹介
●真宗寺院としての願い
ご本尊は阿弥陀如来です。阿弥陀如来は全ての生きとし生けるものを隔てなく救いたいという願いをもとに極楽浄土を建てられ、お念仏(南無阿弥陀仏)の教えを授けて下さった仏さまです。
そのお念仏の教えを民衆に伝え、民衆と共に歩まれた方が親鸞聖人です。そして親鸞聖人の教えを共にいただき、願いを同じくする者を門徒といいます。
お念仏は亡くなった方を供養するために称えるものと思われがちですが、それだけのものではありません。 お念仏 の背景には深い仏教の教えがあり、 混迷の時代を生きる私たちに、尊い寿( いのち )の感覚を目覚ましめ、生きる勇気を与えて下さいます。
その真宗の教えをご先祖より引き継がれたご門徒の皆さまや、真宗の教えに出会いたいという願いをもたれた方々の聞法の道場として、願隨寺はみなで集い、教えをいただき語り合う場でありたいと願っています。
●願隨寺縁起
「本願寺末 真宗大谷派 願隨寺」
開基 明応三年(1494) 釈顕信上人
本寺ハ後小松天皇明徳二年ノ建立ニシテ旧天台宗紫雲山顕光寺ト呼ヘリ 後地震焼亡崩壊ス 且ツ旧顕光寺ハ開基不詳ト雖モ片桐一守ノ御祈念アリシ寺ト申スナリ
顧ルニ本寺ハ聖徳太子法隆寺御建立ト同時ニシテ 往古恵心僧都大和国ヨリ山城国ヘ御通行ノ節当地ニテ紫雲アリ 見給ヘハ栗ノ大樹ヨリ大光明ヲ照ルヲ以テ此木ニテ丈六像ノ阿弥陀佛座像ト御丈壱尺九寸ノ立像佛ヲ彫刻ナシ給フ 即チ丈六像ハ同字吉田寺ニ安置ノ佛是ナリ 且ツ立像ハ旧顕光寺ノ本尊即チ願隨寺ノ本尊是ナリ 今尚地所ノ字ニ古寺トモ云ヒ顕光寺トモ云フ古跡是有リ
将ニ亦 聖武天皇明応三年ニ中興再建セシハ釈顕信ノ房是ナリ コノ顕信房ノ由来ハ 大和国生駒ノ城主嶌田左近ノ将紀ノ一盛ノ祖父嶌田信治ト申ス人ニシテ 此地我領分タルヲ以テ平群郡龍田町大字小吉田ニ止マリ住居サレシニ 其後入道シ真宗八代目蓮如上人ニ帰依シ直弟トナリ給フテ即チ釈顕信ノ法号ヲ給ハリタル人ナリキ
明応三年浄土真宗ニ転宗シ其レヨリ浄土真宗ノ式法ニ改メラレタリ
※歴史考証的に問題のある箇所がありますが、原文のまま掲載○再建前の願隨寺
贈:遠光昌子さま
●アクセス
お車をご利用の方
寺の北側の道に面して、本堂の横に駐車場がございます。※フェンスの本堂側、カーポートの柱にチャイムがありますので、お越しの際はそちらをご利用下さい。(下に画像あり)電車をご利用の方
JR関西本線のJR法隆寺駅より徒歩15分タクシーをご利用の場合、乗り場は法隆寺駅南口にあります。バスをご利用の方
○JR法隆寺駅から…こちら方面へのバスは出ていません。○JR王寺駅から…王寺駅北口の奈良交通「62法隆寺前」「63国道横田」行きに乗り、竜田神社前にて下車、徒歩5分