よくある質問

ー よくある質問 ー

●真宗と浄土真宗は同じですか?

同じです。正確に言うと、本願寺派では「浄土真宗」、大谷派等の各派では「真宗」と宗名を称しています。(真宗大谷派、真宗仏光寺派、真宗高田派…)

浄土真宗とは「浄土の真実の教えを宗とする」という意味です。

なお、真言宗を真宗と呼ぶことはありません。

●どの宗派でもお参りしていただけますか?

どちらの宗派の方でもお断りすることはありません。しかしながら、はっきりとした理由がないのでしたら、できるだけこれまでご縁のあった宗旨、宗派をお勧めしています。

確かに広く言えばみな仏教になるにしても、そのなかでなにを最も大切なものとするかというところにおいて、それぞれの宗祖が悩み考えぬかれ、その教えを尊いものとして受け継いでこられた人々があります。どれでも一緒などということはありません。

そのことをご理解いただいた上で、当方の宗旨、当寺院を選び取っていただけましたら大変ありがたく思いますし、ぜひともそのご縁を大事にしていきたいと存じます。

●真宗大谷派(東本願寺)のお寺を紹介していただけますか?

ご住所を伺った上で近隣の地域の場合でしたら、お近くの真宗大谷派の寺院を紹介させていただきます。

真宗大谷派にはお寺の役場的な教務所という事務所もありますので、そちらへご相談していただいても結構です。

> 大阪教務所(大阪、兵庫の一部、奈良、和歌山の管轄)℡06-6251-4720

●葬儀社にお寺を紹介してもらったのですが・・・

たとえ覚悟していようと人の死には動揺しますし、いざお葬式となるとゆっくり考える余裕がありません。なのでお寺とのお付き合いがなかったお宅ですと、葬儀社に紹介されるがままということが多いようです。しかし、葬儀を終え、しばらく経って落ち着いてみると「どうも納得がいかない」と思われる方も少なくないようで、実は当方へのご相談で一番多いのがこの問題です。

①自分の家の宗派ではなかった

②遠方の寺院を紹介された

③丁寧に行ってくれない

①の「自分の家の宗派ではなかった」という件の場合、理由は二つのいずれかです。一つ目は喪主さまが宗派をはっきり憶えておらず、親戚に言われてわかった。あるいは落ち着いて調べてみたら違っていた。二つ目は、喪主の要望が曖昧な場合、葬儀社は提携あるいは懇意にしている寺院を斡旋するからです。

②の「遠方の寺院を紹介された」という件の場合、上記と同様に、葬儀社は提携あるいは懇意にしている寺院を斡旋するからです。奈良県内での葬儀にも関わらず、京都や大阪の寺院が招かれることさえあります。「今後のことを考えたら近くのお寺の方がいいと思いまして。実は町内にあったんですね」と当方を訪ねてこられます。

③の「丁寧に行ってくれない」は一概には言えませんが、葬儀社に紹介された寺院の中にはお忙しいのかビジネスライクだと喪主さまに受け止められる場合があるようです。一方で、どうせ葬儀の時だけの付き合いだからと割り切って、それで十分だというお考えの喪主さまもおられますし、難しいところでもあるのですが・・・。そうした中、亡き人を精一杯丁寧にあつかってほしい、悲しみや苦しみに寄り添ってほしいというようなお悩みを抱えて当方へ相談なさる方々がおいでです。

①、②、③、いずれにしても、納得のいかないままにお付き合いを続ける必要はありません。お近くで親身に関わってくださるお寺を紹介させていただきますのでご相談ください。

また、最近は終活ということが言われていますように、万が一の前に調べておかれることをぜひお勧めいたします。